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    佐竹知事:エルピーダメモリについてのコメント

    本日の秋田県議会において佐竹知事は一般質問に関連して、昨日に会社更生法の適用の申請をしたエルピーダメモリ(東京都)および秋田エルピーダメモリ(秋田市)について述べました。

    秋田県の雇用情勢、また日本の基幹産業にとっても大きく関連することですので、佐竹知事のコメント(答弁)をほぼ原文ママで記載いたします(読みやすいように若干の修正あり)。

    エルピーダメモリの件であります。直前の要件(急な要件)ですので整理されている答弁かわかりませんが、ご容赦ください。

    ご承知のとおり、エルピーダメモリはかつて、国内大手電子メーカーが、国際商品としてのDRAM、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリの競争力を高めようとし、一社に統括して共同生産するという目的で作られた会社であります。
    その過程において、雄和(現在の秋田市)にあったアキタ電子システムズが日立系であり、エルピーダメモリも日立が出資した会社でありますので、それ(半導体後工程事業)を譲渡するという形で秋田に工場が継続したわけであります。

    昨日の坂本社長の記者会見を、私はテレビで見ておりまして、涙の出る思いがいたしました。坂本社長とは、古くから親交がございます。たいへんなファイトマンであります。しかしあの社長にしてこのような状態になったということは、まさに私は社長の心境を「察するに余りあり」です。

    直接の原因は円高の長期固定化。一部、タイの洪水による一時的な需要の減退。もうひとつは、国内のメーカーがDRAMに限って一社集約するということからきた、やはりDRAMオンリーの会社でありましたので、最近出てきておりました新しいフラッシュメモリとの一部競合がございます。
    もうひとつは、韓国のサムスンにおいては、DRAMとフラッシュメモリをあんばいよく作り分けしながら、片方が利益が下がると、もう片方が利益が上がるようにコントロールをしておりますけれど、エルピーダはそれができない宿命にあります。

    そのなかで国の支援を受けて一定程度の再建を図ったわけでありますが、残念ながら経済産業省の担当幹部が、関連のインサイダー取引で摘発されるということになり、国が完全に腰が引けたということ。
    もうひとつはアメリカの提携先として有望視されたマイクロン社の社長が事故死をしてしまい、提携の話が進まなくなってしまってしまいました。そういうなかで、円高が続いて、赤字が避けられない状況になったわけです。

    秋田エルピーダメモリについては、その分野では世界最高峰の技術を有している企業でありまして、開発拠点ももっております。
    今後、県としては、事業再生がなんとか維持されて、雇用が守られていくということが、県の最大の目的であります。その事業再生のなかで、会社更生法適用となりますので、秋田工場は非常に価値の高い拠点工場でありまして、ほとんどの機械は新鋭機械が入ったばかりであります。なんとか提携先が、良いところが見つかれば事業の継続ができるということで、それに我々は期待しているところであります。

    ただ当面は我々として、直接雇用されている方々についての状況は「維持する」ということになっておりますので、むしろ会社更生法の適用となりますと、下請け的な企業は秋田にはございませんけれども、ただ、取引の流通や資材・燃料、そういう系統の企業は県内にもございますので、じゅうぶん我々がフォローアップしていかなければならないと思います。

    実はいちばん大事な点は、単に秋田エルピーダメモリのことだけではないのであります。DRAMがもし日本の国内工場から消えますと、あるいは完全に外資系の支配下に入りますと、それは日本の電子工業の終焉を意味するわけであります。ですから、一社の倒産劇ということだけではなくて、まさに、日本の電子工業の今後の浮沈(ふちん=浮き沈み)がかかっている。そういう思いで、私は極めて重要な問題だと考えております。

    なんとか、できれば……まあこういうことはできませんけれども、たとえば秋田で、「県として」できるわけではありませんが、これをなんとか国でも行政でも支援し続けていかないと、他の電子工業が壊滅します。その危機感をもって国には望んで欲しいということで、経済産業省と連絡をとり合っております。日本の電子工業が終りになる ー それを政治が覚えていただかないと困ります。以上であります。

    touben.png

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    [ 2012/02/28 ] BY SUPPORTERS | TB(0) | CM(0)


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